こんにちは。一級着付け技能士のかえでといいます。
着付け技能士の技能検定を受験したときのことを思い出して色々とブログを書いてます。
以前の記事にも書いたのですが、私は実技試験は初めて受けたときは不合格で、次の年には合格できました。
一級着付け技能士の実技試験が難しい理由
正直、着付け技能士の実技試験は簡単ではないと実感しました。
着付け技能士の実技試験って難しいと感じる理由と、絶対に気をつけたほうがいいことを考察しました。
採点基準や合格基準が明確にされていない
着付け技能士の実技試験の試験要項には、“こういうふうに着付ける”という仕上がりの図と、“ここは何cm〜何cmに仕上げること”などは書いてあります。
どこができていたら何点で、できていないと何点減点されるなどは、わかりません。
何がダメで不合格なのか教えてもらえない
不合格だったときは、不合格の通知に自分が何点で不合格だったのかは書かれています。
その点数の内訳はわからないし、どこがダメで減点され、不合格だったのかは全く教えてもらえません。
なので、自分で振り返って“たぶんあの部分が減点されたのかな?”と想像して改善して次の年の試験に臨むしかありません。
着付け師のキャリアが必ずしも生かせる試験ではない
着付け師としてのキャリアが長い人が、必ずしも合格するとは限りません。
キャリアの長い人が不合格で、そこまで着付け師として活動してない人が合格する、ということもあります。
私の考えですが、キャリアが長いと、ただきれいに着付けるだけでなく、お客様の体型や雰囲気に合わせて着付けるということが身についています。それは試験では生かされないと思いました。
試験に合格するために大切なこと
では、実技試験の試験対策はどうしたらいいのか。
少しでも合格の可能性を上げるため大切なことは?
細かい採点基準はわかりませんが、絶対に気をつけたほうがいいことは、
- 規定の長さはきっちり守って着付ける
- 持ち物を正確に準備していく
- 頭を切り替えて試験用の着付けをする
ということです。
規定の長さはきっちり守って着付ける
別の記事にも書いたのですが、私の場合、1回目に不合格だったときと次に合格したときとで何が違うか考えたときに、
規定の長さの仕上がりが1回目は少し外れてたかも?と思いました。
おはしょりの長さやや半衿の幅など、規定の長さは確実に守って仕上げることが大切です。
持ち物に気をつける
持ち物で当日、失格になってしまい試験が受けれなくなった人や、減点対象になってしまった人、何人も見ました。
持ち物のせいで合格点に届かなくなってしまうのは、すごくもったいないので、持ち物は正確に準備します。
頭を切り替えて試験のための着付けをする
普段のお客様にする着付けでは、お客様の雰囲気や体型、好みなどを考慮したり、着付け師の経験やセンスも生かしながら着付けの仕事をしていると思います。
試験だと上にも書きましたが、“センスを生かしてき着付ける”のではなく、“試験の規定通りに着付ける”ことが重要です。
まとめ
一級着付け技能士の実技試験が難しく感じる理由と、試験対策で大切なことをまとめました。
採点基準や不合格の理由など、はっきりと分からない部分が多く難しく感じます。
試験対策としては、規定の長さはきっちり守って着付けができるよう練習すること、持ち物を正確に準備すること、頭を切り替えて試験用の着付けをすることが大切です。
参考になれば嬉しいです。
コメント
初めまして。
10月に一級検定試験を受けるものです。
試験の時は人間モデルでなくてはいけないのでしょうか?手つきボディではいけませんか?