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卒業式の袴を着るときの振袖は、成人式のときに着たものと同じでも大丈夫?

大切な日は着物で

こんにちは。一級着付け技能士のかえでといいます。

成人式のときの自分の振袖一式を持っているから、卒業式はそれを着て袴だけ用意しようかな。

そんなときに参考にしてほしいことをまとめてみました。

自分の振袖で袴を着る場合、何が違う?

成人式で着る振袖を使って袴を装う場合、何が違うのでしょうか。

袖の長さ

袖の振りの長さが違います。

卒業式に袴と合わせる用の振袖は小振袖の場合がほとんどで、成人式の際の振袖は中振袖といって振りが長いです。

そのぶん、華やかさがあります。

身丈の長さや着物の生地

卒業式の装いをレンタルや購入される場合、もともと着物と袴が一式セットで販売されているようなものでも、裾をあげずに着付けられるように着物の身丈が短いことが多いです。

成人式のときの振袖を持ち込む場合は、着物も長襦袢も着付ける際におはしょりがたくさんできますし、着物の生地もしっかりしていて重さがあるので、振袖での袴の着付けに慣れてる着付け師さんにお願いするのが安心だと思います。

自分の振袖を持ち込むとき、追加で何が必要?

自分の振袖一式を持っているから、着物や長襦袢、腰紐などの着付け小物などはそれを使えば大丈夫として、他に何が必要になってくるのでしょうか。

まず袴が必要ですよね。身長によってサイズがありますし、草履かブーツどちらを合わせるかでも理想のサイズは変わってきます。

もし姉妹や親戚から袴を借りたりする場合は、サイズを確認しておいたほうがいいです。

着付けで多少なら工夫できます。

よければ別記事も参考にしてください。

自分で用意する場合、購入もしくは袴だけレンタルになると思います。

購入する場合は、Amazonや楽天でもたくさんありますし、リサイクルのものをメルカリやヤフオクで探すというのもできます。

レンタルの場合は着物や袴が一式セットになってるものが多いですが、袴だけ単品でのレンタルもあります。

袴下帯(半幅帯)

成人式に振袖を着たときは袋帯で華やかな変わり結びを結びますが、袴を着る際は袴下帯(半幅帯)を巻きます。

浴衣に合わせるような半幅帯でも大丈夫ですし、柄が入っているものもあります。

ブーツ(ブーツを履く場合)

袴に合わせるのは、草履でもブーツでも合わせられます。ブーツを合わせる場合は用意します。

草履の場合は成人式のときの草履で大丈夫です。

成人式と同じ振袖でも小物によって雰囲気を変えよう

袴を合わせることで成人式のときと同じ振袖でも雰囲気はだいぶ変わりますが、小物にこだわるのも楽しいと思います。

バッグ

成人式の際のバッグでも大丈夫ですが、巾着バッグを合わせても。

髪飾り

髪飾りも成人式のときと同じでもいいですし、リボンなどを楽しんでも。

伊達衿や半衿

半衿や伊達衿は見える面積は少ないですが、ガラッと印象が変わります。

伊達衿は着物の衿と長襦袢の半衿とのあいだに5ミリくらい見せるものです。

パールやスワロフスキー付きのものなんかもあります。

半衿も雰囲気を変えるにはいいですが、半衿の場合は事前に長襦袢に縫って付け替えておかなければなりません。

半衿付けは着物のお直し屋さんに依頼してもいいです。

もし着付けをお願いするところで半衿を付け替えてもらいたい場合は、半衿をつける縫い賃がかかりますし、半衿を縫いつける時間もかかるので必ず事前に確認しておきましょう。

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