※当ブログは、アフィリエイト広告を利用しています。

【着付け師からのアドバイス】結婚式の着物で失敗しないために 留袖を着付けてもらうときに気をつけてほしいこと

大切な日は着物で

留袖の決まりについて

着付けに携わっていると、色々なお客様に出会います。

留袖を着られる際、

特にレンタルではなく自分で着物や帯、一式を用意して持ってこられる場合、気をつけてほしい点があります。

お客様がお持ちになったものを見て

“これはちょっと‥”

と思うことがときどきあります。

そういうときは失礼にならないように気をつけながら説明させていただきますが。

準備するときに知っておいてほしいこと、確認してほしいことを書いてみます。

留袖には決まりごとがあります

留袖は格の高い第一礼装になります。留袖には決まりごとがあります。

留袖の場合の気をつけてほしいことについて簡単に書いていきます。 

末広が必要

まず、末広(祝儀扇)が必要です。

少し小さめの礼装用の扇子です。

黒留袖の場合は黒骨のものを合わせます。左胸のあたりに挿しておきます。着付け師が挿しますので、着付けのときに一緒にお持ちください。

留袖を着ている間はずっと挿したままです。挨拶をしたり、お写真をとるときに、手に持つ場合もありますが、広げてあおいだりはしません。

留袖が昔のものだと仕立てが本襲の可能性も

今流通している留袖のほとんどが比翼(ひよく)仕立てです。

留袖はもともと白生地の着物と同じ形のものを重ね着するものでした。

それを下のリンク画像のように、衿、袖口、振り、裾周りにだけ白生地の別布を縫い付けて、重ね着しているかのように見せる仕立てが比翼仕立てです。

比翼仕立てが一般的なので、ほとんどのお客様にはあてはまらないのですが、

たまにいらっしゃるのが、比翼仕立てではなく本襲(ほんがさね)の留袖をお持ちになるお客様。

お祖母様のものなど、昔の留袖をお持ちの場合に多いです。

本襲は比翼仕立てとは違って、留袖の黒い着物と、着物と同じ形をした白い生地の襲(かさね)とが、別々になっています。

白い生地の襲も一緒にお持ちくださっていれば大丈夫なのですが、黒い留袖のほうだけをお持ちになる場合があります。 

また、襲を長襦袢だと思われて着物と襲はあるけど、長襦袢を持ってきていない場合も。

きちんとした着付けができなくなってしまいますので、

もしも昔の留袖を着る場合は、一度比翼仕立てになっているかどうか確認をお願いします。

留袖に合わせる長襦袢や帯揚げ帯締めの色にも決まりがあります

また、留袖に合わせる長襦袢や帯揚げ、帯締めの色にも決まりがあります。

長襦袢、半衿、足袋は必ず白にします。

帯揚げは白、もしくは白地に金や銀が入っているものを合わせます。

帯締めも白や、白地に金銀色のものです。

着物のきまりを知っておきたいなら

着物のきまりや種類などを、知っておきたいたいなら下の本がおすすめです。

留袖などのフォーマルな着物はもちろん、カジュアルな着物のルールや季節による違いなど、写真も多く、分かりやすいです。

また、留袖や訪問着などの着付けの際に必要な着付け小物についてのアドバイスは別記事にまとめてるので、こちらもよかったら。

色々買い足して揃えないといけないならレンタルを検討するのも

着ようと思っている留袖が、一式きちんと揃わず色々と買い足したりして揃えないといけない場合は、きものレンタルを検討するのもいいかもしれません。

ネットで着物が選べて、一式がセットで借りられます。

きもの365なら、留袖もたくさんの中から選べて、大きいサイズも充実してます。

まとめ

特に留袖の場合の、着付けをしてもらうときに、確認して欲しい点について書いてみました。

・末広はあるか?

・比翼仕立てかどうか?

・長襦袢や小物の色は大丈夫か?

もし可能なら事前に着物や持ち物を着付け師や担当の方に確認してもらえると安心ですね。

少しでも参考になれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました